では順を追って解説していきましょう。
1.コスパ
人によってメーカーやサイズ・パワーなど好みは様々だと思いますが
営利目的で購入する以上は費用対効果で選ぶのが妥当です。
マシン価格100万円あたり30分いくら取れるか?で算出するとわかりやすいです。
例1)30分3000円 マシン価格200万円
3,000円 ÷ 2百万円 = 1,500円
例2)30分2000円 マシン価格150万円
2,000円 ÷ 1.5百万円 = 1,333円
この例では2の方がマシン価格は安いですが費用対効果は1の方が高いのがわかると思います。
ではこの数字がいくらなら・・・(以下参考)
3,000円以上 即買い
2,000円前後 検討
1,000円以下 絶対に買ってはいけません
・新品をご検討中の方は同様に算出してみてください。
あなたが経営者なら新品にする理由が無くなるはずです。
・新規出店の場合は他店の料金を調査して算出してみてください。
もしどこも1,000円以下ならばマシン選択が間違っているか!?
出店してはいけないエリアかもしれません。
2.人気
コスパがいくら高くても稼働率の悪い(人気が無い)マシンは主力マシンには成り得ません。
お客様に人気があるマシンはマシン価格も割高ですが、お店にとって最も稼いでくれるマシンなので
ここだけは妥協してはいけません。
当たり前ですが人気マシンは誰も手放さないため国内ではほとんど出回りません。(閉店以外では)
そこでEU中古を選択することになりますが、船便の納期(2ヶ月)を考慮のうえお早めにご計画ください。
3.高性能
高性能=W数 と思っている方がいまだに多くいらっしゃいます。
ところが、
高出力=良く焼ける とは限りません。
またコンパクトで良く焼けるマシンも快適とはいえませんしメンテナンスが大変です。
結局はバランスなのですが、以下を押さえていれば問題ないでしょう。
・必要十分な出力(10000~15000w)・・・最強である必要は無い
・メンテナンスが簡単 ←重要
・冷却性能(熱処理能力)・・・快適性
・構造上の耐久性・・・10年以上使用できるか
4.はったり
フラッグシップとして目玉となるマシンが1台あるとお店の格が上がります。
それだけのために高級マシンはいらない・・・
と思うかもしれませんが、最上位機種として高額設定の出来るマシンが1台あるだけで
マシンラインナップの幅が広がり営業戦略も立てやすくなります。
スペースも資金も余裕がある場合はお勧めできます。
5.ランニングコスト
店舗運営上非常に重要なことなのですが疎かにされていることが多いです。
・アクリルの耐久性
高額なので丈夫で耐久性のあるアクリルを使用しているか?
・ランプの規格
汎用規格ランプか?(メーカー独自規格ランプは避ける)
マシンメーカーは違っても出来るだけ同一規格ランプで揃える
・無駄に高出力
2~30年前の非効率なハロゲンフィルター
マシン形状が非効率など
いかがだったでしょうか?
既存店のオーナー様には耳が痛い話だったかも知れませんが、FC本部や販売店に勧められるがままに
(何の根拠もなく)揃えたマシンで勝ち残れるような地域(県内に一店舗とか)はもうありません。
「そこまで考えて選ばなければいけないのか!」とよく言われますが、上記だけではまだ不充分かもしれません。
これから新規開業はもちろんマシン入替えをご検討中のオーナー様には、
どうか上記をご参考に熟考されることをお勧めいたします。
そして、くれぐれも安物買いの何とか・・・にだけはならないことを切に願います。
☆日サロの場合「銭失い」だけでは済まされません。
最悪家族も人生も失う恐れがありますのでご注意ください。
日サロオーナー様必見!(読む前に中古日焼けマシンを買ってはいけません)
サザンエンジニア
TEL 042-697-6069